2016年8月3日水曜日

浮鮴日記 三


古文の授業でも取り扱われる『増鏡』の「おどろのした」。その一節の、夏に後鳥羽院が水無瀬殿で若い公達と遊ぶ話。この話がとても好きである。
文武両道、諸芸に通じた鎌倉時代の帝王が、田舎の離宮で風流に飲み語らっている光景を想像すると、「そのパーティーぜひ参加したいです!」と連絡したいほど。

2016年6月26日日曜日

2016年6月5日日曜日

2016年5月26日木曜日

カップルの絵を特集してみる 前書き

『エデンの園』という絵に惹かれた、と書いた。

あの絵が映画っぽいなと思ったのは、映画の中で「恋愛」が当然存在するのに、絵画では中々カップルを見ないからでもある。ここでのカップルというのは神話の住人ではなく、現実的な恋人同士という意味で。

2016年5月22日日曜日

怖い話の話

怖さと面白さは紙一重だ、なんてことは散々言われる。ホラー映画は見る人次第でコメディとなり、落語の滑稽噺は「冷静に聞いたら怖くない?」なんて感じることもある。

2016年5月12日木曜日

『ジュラシック・ワールド』のモササウルス

『ジュラシック・ワールド』に登場する大型海棲爬虫類のモササウルス。
彼女は物語の最後に、実質の主役となる。まさに「漁夫の利」で。
この生き物に関して、ちょっと疑問を語りたい。

2016年5月4日水曜日

舫綱

ネットを使うようになってから何年も経つけれど、よく見ていたブログやサイトの更新がされなくなるの辛い。

2016年4月28日木曜日

釣れない時 開高さんは何を考へるか

釣れない時 私たちは何を考へるか」から。

『釣れない時 君は何を考へるか』の中で、作者の佐藤惣之助は自身が何を考えるかを散文詩で表した。
釣り師は夢想し、釣れない時にさらに夢見は深くなる。
ここで私は、釣り人であり小説家である開高健のテレビ番組を思う。

2016年4月14日木曜日

レッドロックにギャングは何人いたのか

前回の続き。
魅力的な”フィクション”、聴き入ってしまう”作り話”というのは、どの程度の割合で嘘と真実を内包するのか。

2016年4月12日火曜日

『ヘイトフル・エイト』の嘘と真実

タランティーノの8作目『ヘイトフル・エイト』は、"フィクション"を楽しむことと、さらにその奥にあるものを味わう映画だと思う。

2016年4月1日金曜日

釣れない時 私たちは何を考へるか

「釣りって暇でしょう」とか「釣り人って気が長いよね」とか、ありがちな暴論に対して。
「釣りをしている時は、どうやって釣れるか常に周囲を観察して考えているから暇じゃない」とか「セコセコ動かないと釣れない。釣り師は短気でなきゃいけない」とかいう釣り師の反論。

ここまではよくある話である。

2016年3月21日月曜日

魚美人

青空文庫で『魚美人』というタイトルを目にして、面白そうなので目を通す。
著者は佐藤惣之助という詩人である。知らない名だったが、阪神の「六甲おろし」の作詞をしたらしい。

2016年3月14日月曜日

金魚はなぜ金魚なのか

金魚が好きになれない。子供の頃、水槽が玄関の外に置いてある下町の家の前を通る度にその中を覗いてみると、苔まみれ藻まみれの緑の水の中にはたいてい妖怪のように育った金魚がひそんでいて不気味であった。

2016年3月12日土曜日

ウォーキング・デッド シーズン5の13話

シーズン6の11話で思い出したけれど
ウォーキング・デッドの「なんでもない話」で一番好きだったエピソードはシーズン5の13話だ。

2016年3月10日木曜日

ウォーキング・デッド シーズン6の11話

海外ドラマを最後のシーズンまで見届けるってのを経験したことがない。
放送中の話題作の最初の1話を見る、
続きが気になって一気に見る、
最新話に追いつく、
1週間ごとの放送が焦れったく感じる、
シーズンが終わってから続シーズンまでの何ヶ月もの期間、ここで飽きる。
もう一度見返そうとも思わないし、冷めた関心が再沸騰しないのだ。こんな人って多いんじゃないかしら。

2016年2月4日木曜日

『エデンの園』の謎

『エデンの園』という絵画が気になっている。描いたのはヒュー・ゴールドウィン・リヴィエール(1869〜1956)というイギリスの画家である。オリジナルの絵は見ていないけど、複製を見た。